大人になった、と実感した日

 

 

今も昔も

いつだって頭のなかにはやってみたい事が沢山あって。

 

 

仕事中にもふと頭に浮かんだやってみたいことは

 

どんなに小さなことでもメモ帳に書き留めている。

社会に出てもワクワクする事は沢山あって

なんら変わらない自分でいた、つもりだった。

 

 

 

 

ただ、そんな変わらない感覚の中で

 

唯一変わってしまった事がある。

 

優先順位をつけることだ。

 

 

 

 

学生のときは自由な時間も多かったし、

なにより、なんだって出来る!っていう気持ちがあった。

 

 

ふと行きたいところが思い浮かべば授業なんかサボって

どこにだっていくことができた。

 

 

 

 

勝手に夏休みを延長して南の島に滞在出来たことも、

 

日差しの強い夏の日に100均でビーチサンダルを買って

学校のある駅を飛ばして海に行ったことも。

 

 

わたしが”学生”だったから出来たことだ。

 

 

 

 

社会に出て、

会社に属してしまった以上、

 

そんなことは出来ない。

 

 

航空会社の飛行機セールの通知を受け取ったって

安易にチケットを買えなくなってしまった。

 

 

 

優先順位なんかつけないで

思い浮かんだやってみたいことをその場でやって

行きたいと思った場所に向かう。

 

 

 

そんな当たり前だった私の日常は

実はとっても自由で幸せなことだったんだと

 

社会人になって、やっと気づいた。

 

 

 

 

 

今はメモ帳に貯まった

 

やりたいこと・行きたいところ

 

をひたすらに眺めて、

実現可能かを考えて

厳選された物だけに優先順位をつけていく。

 

 

まだ、

何かを諦めるには早い

優先順位なんかつけてる暇があったら実行しよう

全てを実現しなくちゃもったいない

とすら思っていた私は

 

 

いつの間にか

 

どこかで何かを諦めて

優先順位をつけて

死ぬまでにいくつのことを叶えられるんだろう

 

と思っていた。